原材料
カカオ豆と砂糖。以上
原材料が少ない代わりに、その2つにはしっかりこだわります。
乳化剤や香料、植物油脂を入れなくても、チョコレートは作れます。大量生産には向きませんが、むしろその方が、豆の個性を引き出した味わいのチョコレート達が出来上がります。
カカオ豆とサトウキビは農作物
世界中の多様な環境で育ち、気候、風土、年度、さまざまな要因で異なった味をもちます。
その個性をなるべく生かしてチョコレートを作りたいと考えています。
チョコレートが出来上がった後も、香りと味の熟成は進み変化してゆきます
食べる時の感情、体調、体温によっても感じる味わいは変わります。
食べる人の感覚と感情も含めて、どう感じたか、いつでも同じ、ではなく違いを楽しむチョコレートです。
多様性と個性に満ちたカカオ豆を厳選
豆は赤道から緯度20度以内の高温多湿な地域で作られます。
アジア、アフリカ、南アメリカと、広い地域で育てられ、その土地の風土と土着品種によって全く異なる味わいが出来上がります。
カカオ農家は家族単位の小規模農家が多く、その地域の農業組合が集めて発酵・乾燥させた豆を、日本のカカオ豆専門の商社を通じて購入しています。
いとまの購入するカカオ豆は大量生産で使われる「バルクカカオ」ではなく、香りと味わいを追求して栽培された「スペシャリティカカオ」と呼ばれるものです
さとうきびの香りが残る未精製の砂糖
国産の精製されていないきび砂糖と黒糖を数種類ブレンドして使用しています。
カカオ豆ごとに個性を引き立てるよう、爽やかさ、華やかな香りが個性の豆なら、さとうきびの青い香りが残った砂糖を多く使い、コク深く、長い余韻が個性の豆なら黒糖を多く混ぜて使っています。