最初のマルシェで出会ったお客さまが、今も買い続けてくれている。

最初のマルシェで出会ったお客さまが、今も買い続けてくれている。

いとまチョコレートが、初めて人前でチョコレートを売った場所。それが、甲府ソライチでした。

甲府駅直結で、月に一度開催されるマルシェです。4月から7月まで、連続で出店を続けました。

 

今思えば、拙い店構えからのスタートでした。それでも、試行錯誤を繰り返せた、貴重な機会でした。

まるでRPGのゲームをプレイするような気持ちで、まず最初のイベントに申し込んでみる。お客さまとコミュニケーションを取りながら、少しずつブラッシュアップをかけていく。そこでまた新しい人と出会い、次のイベントやマルシェのお誘いをいただく。

卸先も何もない、ゼロからのチョコレートメーカーの、最初の一歩でした。

ソライチで出会ったお客さまの中には、今もチョコレートを買い続けてくださる方がたくさんいます。

ソライチに出店していた事業主の方で、いとまのチョコレートを気に入ってくださり、今も事業主同士としての交流が続いている方もいます。インスタグラムでグルメアカウントを運営されている方も、最初期からのお客さまのひとりです。

他にも、イベントのたびに足を運んでくださる方がいます。今、ひさしぶりに店舗にお越しいただくとつい声をかけてしまいます。

売り方や告知、デザインはまだ拙い手作り感の強かった時代に、いとまを見つけてくださった方々は、今でもかけがえのないお客さまです。

 

ソライチに出てすぐ、南清里にあるレストラン「愛と胃袋」の周年祭に出店させていただきました。当時、北杜市に小さなクラフトチョコレートのメーカーができたらしいと、食への関心が高い方々の間で噂になっていたようです。

このイベントで初めて実物を見て、試食してくださった、という方も多かった印象です。そして、実際に試食をしていただいて「美味しい」「山梨でビーントゥバーチョコが買えるようになるなんて!」と、嬉しい感想をもらえました。

少量生産のクラフトである以上、値段では勝負できません。多少高くなってしまっても、唯一無二の味わいを、食が好きな方に届けたい。いとまを始めたときから、その思いはずっとありました。

愛と胃袋さんでのイベントに出させていただけたのは、本当に嬉しいことでした。

鈴木シェフと、マダムの石井恵海さんとは、面識も何もない状態でした。突然、イベントに出させてくださいと、インスタグラムのDMを送ったので、きっと驚かれたと思います。

それでも、工房に2人を招いて、なぜこの場所でチョコレートを始めたのかを話し、出店を受け入れていただくことができました。

まだ何者かもわからない状態でのコンタクトです。無下にされてもおかしくなかったはずですが、本当によくしていただきました。今でも感謝しています。

 

いとまは、本当にゼロからのスタートでした。

お金もコネもない。あったのは情熱だけ。それでも2年目には店舗を持つところまでたどり着きました。このシリーズでは、そのときの動きを正直に記していきます。

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