2024年、いとまは小さなプレハブ小屋から始まりました。
大きな資本もない、一人で始めた小さなブランドです。マルシェなどのイベント販売と、北杜近隣での卸販売。そんな小さな一歩から、いとまは始まりました。
転機になったのは、YBSの番組「スイーツと的場と〇〇」で取り上げていただいたことでした。

2024年の冬、おかげさまで一人で製造できるキャパシティを超える量の注文をいただくようになりました。
ありがたい反面、正直、大変でした。体制を整える必要がある。そう感じ、2025年の春から、新しい生産設備の投資と、拠点となる場所を探し始めました。
どうせやるなら、自分が育った白州にこだわりたい。
台ヶ原に、生産と販売の拠点を持ちたい。
そう思ったとき、真っ先に相談に行ったのが、台ヶ原の和菓子屋、金精軒さんでした。同じく菓子を売るお店です。もし「台ヶ原に来るのはちょっと」と言われたら、潔く諦めよう。
そう思いながら話をしてみると、「台ヶ原の通りが盛り上がるなら大歓迎」と、まさかの歓迎ムード。それどころか物件まで貸していただけることになり、話はとんとん拍子に進みました。

場所が決まったとき、単なる工房ではなく、カフェという形にしようと決めていました。
作っている人間が、直接チョコレートを販売する。作り手だからこそ、自信を持って販売し、接客ができる。小さなクラフトメーカーだからこそできる形だと思っています。
そして、カフェで使う素材としてのチョコレートを自分たちで作っているからこそ、他にはない体験を提供できます。例えば、いとまのカフェで必ずラインナップに入れているアイスクリームに「チョコレートストレート」というメニュー。
チョコレートと水で作るアイスで、全体の3分の1がチョコレートという、普通では考えられない量が入っています。一般的なアイス屋さんでは、コストの面でまず作れない仕様です。チョコレートを自分たちで作っているいとまだからこそ、お客さまに提供できる贅沢なのです。

白州という場所で育ち、一度は田舎が嫌で出ていき、10数年かけて、この場所の魅力を再認識して戻ってきました。
田舎で暮らしていると、買い物といえば全国チェーンのドラッグストアやイオンモールになりがちです。日本中どこで買っても同じものが買える。それはそれで、確かなひとつの豊かさです。
けれど、いとまが目指す方向は違います。
わざわざ白州まで足を運んで、体感するお買い物。工房でありカフェでもあるこの場所で、作り手の接客を受けながらチョコレートを選ぶ。ここでしか食べられない、贅沢なチョコレートスイーツを味わう。
この体験には、白州という場所が欠かせません。
白州に来られる方は、ぜひカフェへ足を運んでください。
来られない方には、Online shopより、この味をお届けします。